2007/05/27
「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」

行ってきましたよ
会ってきましたよ、ジャック達に!
いろいろ思うところもありはしましたが、やっぱり大きなスクリーンで彼らに会えて嬉しかったし面白かったです
ジャック大好き人間かつバルボッサ復活万歳!だったわたしとしては、なんとも嬉しかったのがこの2人(?)でして

以下、かなりネタバレありそうなので畳みます
これから映画鑑賞の方は絶対に避けてください
冒頭の少年の透明な歌声が綺麗でしたね
銀貨を握って歌ったあの声が会議召集に繋がったということで、あれはベケット卿の作戦と言うことでいいのでしょうか
海賊達を法も何もかも越えて吊るし首で惨殺していけばいつかきっと誰かが、何人もが召集の歌を歌う、と
シンガポールの場面はセットの雰囲気とバルボッサvsサオ・フェンが圧巻でした
「蒸気を上げろ」のあのシステム、もっと詳しく見たかったよ!(笑)
猿のジャックも大活躍♪
何やら胸のうちに暗い決意を秘めているらしいウィルが切なかったですね
そして、この辺りからわたし、とにかくジャック登場が待ち遠しくて、あまりその他を楽しむ余裕がなかったんですよ(笑)
クルクル回せる海図にはうっとりしてましたけど、氷の海も綺麗だったし船の転落も迫力でしたけど、でも、でも、ジャックは?いつ?どこ?
ごめんね、ウィル、エリザベス
2人の悶々とした精神状態をかなりスルーしてしまったと思います
ジャック登場のあのディヴィ・ジョーンズ・ロッカー内でのブラックパール号の場面
ちょっとシュールでしたね
閉じ込められた死の世界・・・・最初は違和感が結構ありました
ロープで船を引っ張ろうとするジャック辺りから楽しめた
あのカニ欲しい!とか思いました(笑)
難破しつつ辿りついた面々の前にマストの上に立つ颯爽とした姿を見せたジャックに惚れ惚れ
影の主役はカニだったし、きっとカリプソというかティア・ダルマの力も関係していたのでしょうけれど
でね、でね、そこからジャックとバルボッサが一緒にブラックパールに乗るわけですよ!
わくわくしましたよ、ダブル船長♪
何かといえばわかりやすく張り合う2人が可愛くて
そして船を逆さまに引っくり返すあの場面は今回のお気に入り場面ベスト5に入ると思います^^
個人的にはサオ・フェンがエリザベスをカリプソと間違えた流れはちょっともどかしかったです
エリザベスが9人の船長の1人となっていくためには必要だったかもしれないですが、あそこはエリザベス個人の資質と魅力だけでも勝ち取れたよね?と思ってしまいます
いや、今回はとにかくエリザベスが流れを動かす中心人物であったわけですが、なんだろう・・・・かっこよすぎ?
キーラ・ナイトレイの魅力を見るにはいい機会でしたが、ちょっと照れたですよ(笑)
ああ、そっか、これはディズニー映画だったと強く意識しました(あの演説の場面辺りで特に)
ジャック・スパロウはそんな時、決して中心にはいないのです
でも気がつくと要所要所、鍵になる場面には彼がいる
飄々としながらすっとぼけた話術で、そして冴えた剣の腕で、軽い身のこなしで彼らしく状況を切り抜けていく
うっとりするなと言う方が無理ですね
バルボッサも最高
渦に向かって舵をとるあの楽しそうな姿
敵には容赦なく、味方には油断を見せようものならするり、的なあの存在感がたまらないです
カリプソ解放の時、バルボッサに囁いて欲しかったかな
愛するものへ囁くように
義眼の彼、あの場面、光ってましたね^^
ウィルは父親とエリザベスの両方を取り戻そうと必死
エリザベスは父親の死もきっかけで燃え上がった海賊魂を抱えて邁進
ノリントンはジャックの父親に死を与えられ・・・・う~ん
彼、ふらふらと揺れっぱなしでしたね
東インド貿易会社側に行ったかと思えば、総督の死を知らされたのがきっかけで海賊を助けようとして
ディヴィ・ジョーンズの心臓を運んでいた時が一番輝かしい気分だったのでしょうか
それとも、第1作目の終わりかな
2作目であんなにも驚異的な存在だったクラーケンが砂浜でただの骸と化そうとしていたのが辛かった・・・・
死に行くクラーケンの瞳を覗いていたジャックの姿が印象的でした
ディヴィ・ジョーンズはどこか憎めない人でしたね
オルガンを弾いてる姿、結構好きでした
素顔はすっきり男前
ウィル、フライング・ダッチ号の船長になってしまいましたね
父親を救ってエリザベスを得るには結果的にああなるしかなかったのかなとも思います
あの戦闘の真っ只中での結婚式はギリギリのタイミングだったんですよね、今思えば
あの時結婚してなかったら、ウィルのことだ、エリザベスを自分に縛ってはいけないとか何とかまた悶々してしまったんじゃないかと思います
パイレーツ3部作はエリザベスとウィルが物語の中心ではありませすが、主役はやっぱりジャック
ひょんなことから係わり合い、運命的な要素がちょこっと入って(ウィルが靴紐のビルの息子だ、とかね)縁が結びつき、一人マイペースで動くジャックが動かした歯車が噛みあっていって一件落着を迎える
こんなジャックの物語をまたぜひ見たいなと思います
ウィルとエリザベスは今度は重要な脇役側に回って、次はまた別の誰かの運命にジャックが関わるところが見たい
過去編、というのもありがちですができれば近い未来編がいいなぁ
再会を熱烈に願っています
あ、そうそう
キース・リチャーズ!!
ジャックの父親!
海賊会議の法の番人!!
似合ってたじゃないですか、スパロウ・スタイル
海賊そのものに見えました
他の船長達より断然風格、あった♪
まだ興奮してるので順番がごちゃごちゃですが、今頭の中に強く残っているのはこんなところです
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初日レイトショー
近所のシネコンで一番大きなスクリーン。レイトショーなのに座席半分が埋まっていて、あいかわらずの人気だな、と思いました。「海賊映画」という言葉から連想される、このシリーズの最も魅力的なテイストが、前作・前々作と比べて弱いのが残念でした。それでも水準は高いですよね。
「ウィルとエルザベス関連以外のジャック・スパロウの冒険」、わたしもそれ希望です。