2006/10/20
闇の戦い・忘れ物との戦い
職場に原書と浅羽さん訳本と電子辞書を持って通っているこの頃
なぜか帰るときはいつもギリギリ気分なので引き出しに忘れてくる確率、高し
今日もそのためにタイトル等、詳細をちょっと省いての感想です
先ずは浅羽さん訳本
老婦人が・・・・・!
ウィルとメリマンの心の痛みと喪失感を読むたびに思い切り感じる場面
もしかしたらこの場面、闇の力を地味なりに一番感じるかもしれません
メリマンがウィルに対して見せる厳しさと嘆き
それゆえにこの巻、この章は忘れられないものになっています
古老として目覚めたばかりのウィルの幼さと時を越えて古老として存在してきたものとの間の差
出会ったばかりだからこその不調和
後の巻で出会うウィルやメリマンには見ることがないものがここにはたくさんありますね
老婦人は果たして誰なのか
いつまでも気になる彼女の正体ですが、あえて正体を知らないままに神秘性を感じ続けるのも一興なのかもしれません
そして、原書
結局知らない単語たちは「何となく読み」で進みながら地味に読んでいます
そして、英語の簡潔なストレートさと日本語の様々な含みを持てることに対する可能性に感じ入っています
わたしは生きた英語を知らない読みオンリーの人間なので余計にそう感じるのだと思いますが、英語→日本語と訳する時の可能性を想像するとクラクラします
学術書、技術書はまたちがった技術を必要とされるのでしょうけれど、文学を翻訳するというのは一次創作に限りなく近い二次創作かもしれない・・・と強く思います
翻訳される方によって味わいも登場人物のカラーさえも違ってくる
浅羽さんの闇シリーズを読めることの幸運に改めて感謝したいです
「時代に沿った新しさ」を理由にきっと数年で消えていくに違いない流行言葉を訳に盛り込んだり、登場人物の会話を学生言葉風にしてみたり
原書自体にそういう試みがなされている場合を除いてですが、こういう「新訳」の取り組みをされた訳本はかえって寿命が最初から縮んでいるかもしれないなぁ
ちょっとそんな事まで考えてしまいました
にしても・・・・
今夜はちゃんと傍らに原書と浅羽さん本を置いて感想を書きたいなと思います(忘れてきたらまた悲しい週末になっちゃうし!)
なぜか帰るときはいつもギリギリ気分なので引き出しに忘れてくる確率、高し
今日もそのためにタイトル等、詳細をちょっと省いての感想です
先ずは浅羽さん訳本
老婦人が・・・・・!
ウィルとメリマンの心の痛みと喪失感を読むたびに思い切り感じる場面
もしかしたらこの場面、闇の力を地味なりに一番感じるかもしれません
メリマンがウィルに対して見せる厳しさと嘆き
それゆえにこの巻、この章は忘れられないものになっています
古老として目覚めたばかりのウィルの幼さと時を越えて古老として存在してきたものとの間の差
出会ったばかりだからこその不調和
後の巻で出会うウィルやメリマンには見ることがないものがここにはたくさんありますね
老婦人は果たして誰なのか
いつまでも気になる彼女の正体ですが、あえて正体を知らないままに神秘性を感じ続けるのも一興なのかもしれません
そして、原書
結局知らない単語たちは「何となく読み」で進みながら地味に読んでいます
そして、英語の簡潔なストレートさと日本語の様々な含みを持てることに対する可能性に感じ入っています
わたしは生きた英語を知らない読みオンリーの人間なので余計にそう感じるのだと思いますが、英語→日本語と訳する時の可能性を想像するとクラクラします
学術書、技術書はまたちがった技術を必要とされるのでしょうけれど、文学を翻訳するというのは一次創作に限りなく近い二次創作かもしれない・・・と強く思います
翻訳される方によって味わいも登場人物のカラーさえも違ってくる
浅羽さんの闇シリーズを読めることの幸運に改めて感謝したいです
「時代に沿った新しさ」を理由にきっと数年で消えていくに違いない流行言葉を訳に盛り込んだり、登場人物の会話を学生言葉風にしてみたり
原書自体にそういう試みがなされている場合を除いてですが、こういう「新訳」の取り組みをされた訳本はかえって寿命が最初から縮んでいるかもしれないなぁ
ちょっとそんな事まで考えてしまいました
にしても・・・・
今夜はちゃんと傍らに原書と浅羽さん本を置いて感想を書きたいなと思います(忘れてきたらまた悲しい週末になっちゃうし!)
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週末はいかがでしたか?
今ゾーヴァさんの画集読んでます。面白い画家さんですね。
週末はぐっすんでした
先月からずっと週末のうち一日はなにか予定が入ってしまい、基本が引きこもり人間のはずのわたしにはちょっと苦しいみたいです(笑)
ゾーヴァさん、もうもう、大好きですよ♪
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