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気持ちを透明にしたい時に読む作家さん、なんだと思います:よしもとばななさん



ずっと追いかけて刊行作品を全部読んでる、というのとは全然違うのです。
でもいつの間にか本棚にまた1冊・・・と並んでいくばななさんの本。

わたしにとってのばななさんは忙しくてバタバタしている平日には読めない、というもので、平日ならあれです、身も心ものんびりたっぷりお風呂に入ることができた夜限定、という感じ。
なので、今日みたいに朝から静かに雨が降っていて、でも電話が来てちょっと職場に車を走らせなければならなかったけど午前中で全部丸くおさまり、家に戻ってから続けた洗濯大会も終わり、気がついたら雨が上がっていたよ、という午後にはぴったりなのです。

自分の中に優しくちょっと斜めに差し込んでくるような文章と登場人物の個性、沁み込むストーリー。
大好きなばななワールドの中でこの「デッドエンドの思い出」の透明感は際立っている気がします。
ばななさんがこれまで自分の人生を積み重ねてこられたから選べる言葉たち。
映像ではなく文章だからこそ伝わり訴えてくるもの。
読み終わると、ああ、うわぁ、ああ・・・と決して声は出さずに深く満足させていただけて。
しあわせだな、と思います。

明日は久しぶりに札幌に出るので(ラーメンズ!ということでいやに静かに興奮極限してます:笑)、紀伊国屋のばななさんの棚を眺めてみようかと思います。
ここ数年ちゃんとチェックしてなかったからものすごく楽しみ。
きっとたくさん文庫になってますね♪
あとはクレストマンシーの新刊。
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by hanipyon  at 17:20 |  旅の入り口 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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